所長コラム  正博の建建愕諤(けんけんがくがく) 
                  ―古今・天地東西表裏―
    

      愕はおどろく、諤は正しいことを気兼ねせずにはっきり言うこと。(大辞泉)

   小学生のとき、担任の先生が「裏表のない人間になれ」ということをよく言っていた。
     しかし、何事も裏と表、たてまえと本音、隠された真実というものがあるのです。
            私も二重人格といわれるAB型、裏もあれば表もある。
           そこに物事の妙味とか、おもしろさ、悲哀があるのである。

        建物も、いつ、誰が、どの様にして造り、お金はいくらかかったか、
           棟梁は?設計者は、施工者は?と興味は尽きない。

            裏もあれば表もある、そこには壮大で偉大なドラマがある。
    棟札があれば少しはわかるが、素晴らしい一間社流づくりが棟札のないものもある。

        このすさまじい「建物とそれに係わるドラマ」を深く深く追求してみたい。
         歴史の漆黒の闇に消えないうちに、ささやかな光をあててみたい。

   
其の壱・ 旧岡谷市役所庁舎 level-1 level-2 level-3 level-4 level-5

其の弐・ 片倉館 level-1

其の参・ 小井川観音堂 level-1 level-2 level-3